日の出の美しさ、夕方に感じる穏やかな陽ざし、豊富な果物、穀物、美しい自然、悠久極まりなき宇宙、きりがないほど私たちのまわりは豊富さがあふれています。
私たちが生きているこの世界の本質は豊富と富の世界です。このことをしっかりと理解することは極めて大切です。逆に私たちが生きているこの世界は欠乏と貧弱さでおおわれていると思い、感じていたらこれ以上の不幸はありません。
人は思いの世界に生きているのですから、心の根底に何を思い描くのかによって人生が決まります。豊かになろうと思ったら、自分が存在しているこの世界の本質は豊かさと富で成り立っていると知ることが不可欠の要素です。それを知っただけで自分の生活が変わってきます。
私が経済的困難から今の環境に変わったのは、私がこのことに気づいてからです。本質が豊かさと富で成り立っている世界ですから、富を誰からも奪う必要はないし、人の富を羨むこともなくなります。そして富を求めるのはごくごく自然な欲求ということになります。
ジョセフ・マーフィーはこう言っています。
「もしあなたの体が病気になったら、自分にはどこか悪いところがあると思うでしょう。同じように、もしあなたの生活の中でお金がじゅうぶんに循環していないならば、あなたにはどこか根本的に悪いところがあるのです」と。
このことは、生活が健康であれば自然にお金はまわるということを言っています。私たちがお金に対する考え方にゆがんだ感情や思いを持っていれば、それは経済的に健康とは言えないのです。
富を求める心は、経済を発展させ、文化も発展させてきました。より高級な商品を求めるから科学技術や文化がどんどん伸びてきたんです。もし富を求めるのが邪悪なら、この世は薄汚くボロであふれているでしょう。
富を求めるのは生命の原理にかなっています。人は生まれたときから成長し、伸びるという生命の原理の中にいます。私たちの生命と不可分の豊かさも富も同じように成長し、伸びるという原理になっているのが自然ですね。
豊かさもより豊かに、富もより豊富な富へと求めていくのは、生命の原理にのっとった全く正しい行為なのです。
このことをしっかり知るかどうかは、私たちにとって、お金への健全性が備わるかどうかという大切なポイントです。
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