内面から豊かさに至る

私たち多くの人は幼い頃からお金は親とか自分以外の人から与えられ、学生時代はアルバイトでお金を稼ぎ、社会人になってからは、給料としてお金を得ます。

つまりほとんどの人は、お金は外部から入ってくると思い込みます。そして使えば減るという体験で、お金は数学的計算の上に成り立っていると信じます。

この意識こそ現状をなかなか変えられない元凶です。

ですから私たちはお金をより多く得ようとして、自分を取り巻く環境に向かって一生懸命働きかけます。労働時間を多くしたり、副業を考えたり、何かいい策はないかと努力します。もちろんその努力は無駄ではなく、それなりの結果は出るでしょう。

しかし自分の内面の意識を整えることを怠って、いつまでも変わらぬ心情ですと、環境に現れる結果はたいそうな変化を起こしません。

ロイ・E・デ-ヴィスは次のように言っています。

ある人は労働と生活のための闘争に長年月精魂を傾けて努力をした後、やっとある程度の成功を収めるのである。

成功というものは、われわれの形の上での努力に対する結果として出てくるものではない。成功は成功を受け入れることのできる心境に到達しているからこそ成功したのである。

成功へ至るためには、自分の心を整えることがいかに大切かがおわかりでしょう。

もう一人ジェームス・アレンは

もし私たちが、ある環境で必要な学習を積んだならば、その環境は間もなく、次の新しい環境に取って変わられることになります。心は、それ自身が密かに抱いているものを引き寄せます。

ほとんどの人は豊かになることと自分の心とが密接に繋がっているとは思ってもいません。内面世界から豊かになるという理屈は、はなはだうさん臭い雰囲気を感じ、受け入れようとはしません。

しかしこれこそ成功へ至るための秘訣であり、近道なのです。

繰り返しますが、なぜ自分は豊かになれないのか,なぜいつまでたっても現状が変わらないのかを自分の心のあり方からその原因をさぐり、それを正していくことこそ豊かさへ至るための近道なのです。自分の中の欠乏意識を変えることこそ先決なのです。

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