「われわれは何かの希望を実現したいと願って、これを心で瞑想しすでに受けたりと信ずるならば、実際にその願望は成就する」
これはロイ・E・デ-ヴィスの言葉ですが、現在この理念は広く一般に伝わっています。
私たちが希望するものや希望する状況を、ありありと得たりと心で受け止めることができたら、それは実現するということなのです。
最近での私の例では、ぜひ欲しいと思った車をパソコンの壁紙とし、日々自分の車としてイメージしていました。当時の私にはとても高嶺の花の車でしたが、パソコンの壁紙にしてから3年も経たずに購入できました。それも今まで数多くの車を購入してきましたが、今回が一番負担を感じずに購入できたのです。
私たちの外部世界は、自分の内面世界の投影であると書きましたが、ロイ・E・デーヴィスの言葉はそのことを表しています。豊かさを手にするにはくれぐれもこのことを頭に入れておいてください。
外部の環境に働きかけるのではなく、内面世界を整えるのが先です。その結果として外部への働きが起こってくればそれに従えばいいのです。
願望を実現するためには、まず望むもの、状況、ビジョンを明確にします。
そのあと、現象にどんな現れや不都合があってもそれに囚われたりしないように心がけます。
「これじゃぁうまくいかない、目標達成への妨げだ」という不足不満の思いは、せっかく明確にした目標へのビジョンを否定していることになります。そうして否定している度にまた改めてやり直すことになり、結局いつまで経っても達成しなくなります。
「願望をイメージしたのにうまくいった試しがない」と思っている人は、途中で壊している場合がほとんどではないかと思います。
ジェームス・アレンは次のように言っています。
「私たちの願いや祈りは、私たちの思いや行いがそれと調和したものであるときにのみ叶えられます」
コメント