お金にまつわる様々な犯罪やトラブルが起きています。なぜそうした問題が起きるのでしょうか?
結局それはお金がない、あるいはお金が無くなるという不安が心の根底にあるからでしょう。不安だけならまだしも、生活が出来なくなる、極端に言えば生きていけなくなるんじゃないかという恐怖心が犯罪やトラブルを引き起こすのかも知れません。
私なども自営業で仕事が途絶えたときなど、不安で夜眠れないときが幾度かありました。
この人生でお金への不安や恐怖心がなければ、どれだけ穏やかに平和に暮らしていけるでしょう。
私は現在79歳になりますが、いままで経済的困難を幾度か経験してきましたが、今になって振り返りますと、「困難はなんとかなる。結局行き詰まることはない」という思いに到っています。
何も年金生活者だからではありません。私の年金は国民年金がメインで月7万円ばかりです。当然これでは生活できません。
ですが今私は経済的には欠乏から解放されて、欲しかった車に乗り、妻と楽しく過ごしています。それは年金が月7万円しかないという私の経済事情があればこそ現在の経済状態が創り出されてきたのです。
なぜ「困難」が生じ、多くの人がその「困難」から抜け出しているのでしょうか?
それは、「困難」は見せかけだからです。自分の生き方、考え方、行いに応じて「困難に見える状態」が生じているのです。逃げないで真正面から対応していけば「困難」は消えます。また「困難」に向かっていけば自分の持っている能力が現れて新しい局面が展開していきます。
「自分の力を発揮できるところに、運命は開ける 」 福沢諭吉の格言
「天は自ら助くる者を助く」 西洋のことわざ
「困難」を巨大にとらえないで、なぜ今自分にこの「困難」が起こってきているのかを心静かに見つめて見ることが大切です。こうした習慣がやがて「困難」が生じたとき、「ああこれは自分の何々が原因だな」というjことが速やかに見えてくるようになります。
経済的困難も同じです。幾たびかこの困難に立ち向かっていくうちに自分が解放されていくのがわかります。ただこの「困難」から逃げようとした者には、いつまでも限りなく「困難」がつきまといます。
人生は正しく生きていれば、陰極は必ず陽転します。自分の歪んだ思いや行いで蓄積した業が減少すれば、あとはいい方向へ向かいます。なぜなら私たちの人生には、必要なものは必ず与えられてくるからです。
このことがわかればお金への不安や恐怖心は薄れていきます。そして正しくお金を稼ぐことが、いかに立派で社会に貢献する正当な行為であるかということをしっかり知ることです。
そして欠乏も豊かさも私たちの心の中で形づくられていくものであることをしっかり理解してください。お金への不安や恐怖心は豊かさを形成するための大敵です。
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