
私は若いころから限りのない供給について感心が高く、豊かさや富を引き出すための、ひねれば出てくる水道の蛇口のような方法があるはずだとずっと考えてきました。
そのための書物もかなり読みました。
確かに過去の自己啓発家と言われる人たちの書物には無限供給について書かれています。ずいぶんと参考になるすばらしい導きです。
ですが私は今日の79歳になるまで、その「限りなく豊かな供給の入口」を確実に理解することはありませんでした。もやもやとわかったようなわからないような状態で長い時間を過ごして来ましたが、今、かなり具体的にその蛇口のある場所が見えてきたのです。
年金月額7万円の生活破綻予定者の私が、79歳で豊かさを手にするに到ったのです。
長い間私は繁栄を求め、それを勝ち取るために、自分の働きや思考をもって努力をしてきました。供給は常識的なルートをもって与えられるという考えにとらわれすぎていたのです。でもその求め方は、自分で本来の供給の通路を見失う結果を招くだけでした。
豊かさや富を得るには、自分の意識の方向を変えなければなりません。これから私が知り得てきた「繁栄に至る道」を、まだまだ入口にいるにすぎませんが、偉人の書物を参考にしながら私なりにまとめていきたいと思っています。
● 人としてのつとめ
人は先達の残した知識、知恵の積み重ねを基により発達し進歩した生活を送っています。
ということは、人は自分の体験から得た知識や知恵は書き残すなり伝えるなりして残しておくのが務めではないでしょうか?
例えどんなに些細な知識、知恵、知見でもその中にはきらめくような真理の光が宿っているとも限らないのですから。
私はたいそうなことをしたわけでもなく、たいそう豊かになったわけでもありませんが、ささやかながらも私なりに得た知識、知恵、知見を書き残そうと決心しました。少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。 2022年10月